くせ毛・うねり対策!くせ毛の種類と原因、改善のためのケアとは?
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髪や頭皮には様々な悩みがありますが、今回はそのなかでも「クセ毛」や「うねり」に焦点を当てたいと思います。
雨の日に広がったり、年齢と共にうねりが出ることもあるくせ毛。
うねりが出ると、ヘアスタイルはまとまらず、広がったりツヤがなくなったり・・・本当に嫌なものです。
クセ毛は多くの場合ツヤが失われるから老けて見える一因にもなるし、自分で少しでも改善できることがあるならケアしたい!
このページでは、まずくせ毛・うねりの種類や原因を探り、その原因にアプローチした改善ケアをご紹介しましょう。
くせ毛判断 自己チェック!
うねりが出ていなくても、実はくせ毛という場合もあります。
まずは自己チェックをしてみましょう!
ヘアスタイルがまとまりにくい
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雨の日に広がる
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朝起きたら広がっている
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髪を触ると表面がザラついている
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ツヤがない
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切れ毛・枝毛が多い
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項目がいくつも当てはまるようなら、くせ毛かもしれません。
また、右側の髪はまっすぐなのに、左側の髪だけいつもハネてしまうというような場合は、くせ毛ではなく “つむじ” による毛の流れの影響かもしれません。
くせ毛の種類(波状毛・捻転毛・連珠毛・縮毛)と特徴
それでは、くせ毛にはどのような種類があるのか、それぞれの特徴をご説明します。
直毛の特徴
まず比較のために直毛をご説明しておきます。
断面を見ると丸く、毛根からまっすぐ生えています。
そのため、毛もほとんどまっすぐ伸びています。
直毛は、雨の日でもほとんど髪が広がりません。
波状毛(はじょうもう)の特徴
断面を見ると楕円形で、毛根が歪曲しています。
大きくうねりが出ていたり、波打って伸びます。多くの場合、濡れている状態ではまっすぐになり、乾くとうねりが出ます。
また、普段は目立たないのに雨の日の湿気などで膨らみやすく、ハネやすい場合も。
波状毛は顔のまわりや襟足に多く見られますが、軽くうねっていたり、細かくうねっていたり、パーマをかけたように強くうねっていたりと、うねり方はさまざまです。
捻転毛(ねんてんもう)の特徴
断面を見ると楕円形で、毛根が歪曲しています。
ところどころでコイル状にねじれています。多くの場合、濡れている状態でもねじれている状態。
捻転毛は、ねじれがあることで、髪の表面に光が乱反射し、ツヤのないパサついた髪に見えたり、手触りも、少しザラついた感じがしたりします。
ねじれている部分が折れやすく、切れ毛になりやすいのが特徴です。
連珠毛(連球毛)の特徴
断面を見ると楕円形で、毛根が歪曲しています。
球が太くなったり細くなったり、数珠をつないだような形状で、太さが一定ではありません。チリチリとした髪になり、ツヤもありません。
手触りがゴワゴワしている、クシ通りや指通りが悪い、引っかかって途中で切れやすい、スタイリングが難しいなど、さまざまな難点があります。
縮毛の特徴
断面を見ると楕円形で、毛根が強く歪曲しています。
最も強いクセ毛で、毛髪自体が縮れた状態になっています。
なぜ髪にうねりが起きるのか?3つの理由
①毛根のねじれ
毛根に「ねじれ」があると、そこから生えてくる髪もねじれてしまいます。
②コルテックスの2種のたんぱく質バランス
髪の内部にある「コルテックス」が関係している場合もあります。
髪の毛は3つの層が重なった構造になっており、一番外側は多くの人がご存知のキューティクル。そしてその中にある「コルテックス」の主成分はたんぱく質。
このタンパク質がポイントで、水分を吸収しにくいたんぱく質線維(パラコルテックス)と、水分を吸収しやすいタンパク質線維(オルソコルテックス)との2種類が存在しています。
この2種類のたんぱく質が均等に分布していれば直毛になり、分布に偏りがあるとねじれて、くせ毛になります。
③たんぱく質の結合の仕方
髪の毛は、たんぱく質が「結合」してできています。
この結びつき方によって、直毛にったりくせ毛になったりします。
「パーマ」や「縮毛矯正」は、この「結合」を変えてる方法。
薬で結合を切り離し、斜めに、あるいはまっすぐ繋ぎ直すことによって、カールができたり、矯正したりすることができる仕組みです。
まとめ! 毛根の「ねじれ」
たんぱく質の「バランス」
たんぱく質の「結合」
この3つ。 |
くせ毛・うねりの原因
くせ毛・うねりになる3つの理由が分かったところで、それではその原因は一体なんなのでしょうか?
次はその原因を探り、そのあと対処法を考えたいと思います。
遺伝
くせ毛の原因で最も多いのは遺伝。
もしも両親が2人ともくせ毛の場合、遺伝する確率は90%以上くせ毛になり、片方の親がくせ毛の場合なら、遺伝する確率は70%以上と言われています。
遺伝によって、上の項で述べたような毛根の「ねじれ」、たんぱく質の「バランス」や「結合」に影響を与えます。
頭皮の汚れ
頭皮の毛穴に汚れが詰まると、その汚れによってこれから生えてくる髪が圧迫され、髪がうねります。
毛穴に汚れが詰まる原因は、ほこり汚れ・皮脂汚れ・シャンプーやトリートメントのすすぎ残しなどがあります。
栄養や血行の不足
髪の毛は、血液から栄養を受けて成長します。
東洋医学では「髪は血餘(けつよ)なり=髪は血の余り」などと言われ、血液と非常に深い関りがあると考えられています。
体が栄養不足になったとき、まず始めに栄養が届けられなくなってしまうのは、体の端の部分である髪や爪です。だから、髪にとって栄養のバランスや血行は非常に大切なのです。
髪へのダメージ
髪がダメージを受けると髪の表面に傷がつくため、その隙間から水分が出て行ったり、湿気が入ったりすることで、髪の水分量が変化しやすくなります。
その結果うねりが出てくせ毛の原因となったり、雨の日に広がったりしてしまいます。
ホルモンバランスの変化
女性が突然くせ毛になる原因として、主に、思春期や産後など、ホルモンバランスの変化によって影響を受けることがあります。
加齢
ホルモンとの関係もありますが、頭皮へのダメージが蓄積されてしまった結果でもあります。
パーマやカラーで頭皮にダメージが蓄積されたり、同じ方向に髪の毛を引っ張り続けたことで毛穴が変形してしまったり、加齢による皮膚のたるみや皮脂分泌量の低下などによって、毛穴のねじれにつながることがあります。
くせ毛・うねり改善のためのケア
原因が分かれば、あとは何と言っても改善方法が知りたいですよね。
遺伝以外の理由でくせ毛になっている場合、あるいは遺伝以外の理由が重なってくせ毛が強くなっている場合、その理由に対応したケアを行うことによって改善される可能性があります。
シャンプーやクレンジングなどの頭皮ケア
毛根や毛穴の形状は遺伝することが多いといわれていますが、毛穴の皮脂づまり、たるみなどの要因でくせが出ている場合もあります。
この場合のくせ毛を改善するには、毛穴の汚れを落として頭皮マッサージなどを行い、毛穴づまりやたるみを予防・改善することが大切。
毛穴のつまりやたるみを抑えることができれば、これから伸びてくる毛髪もきれいに伸びることができます。
また、くせ毛用のシャンプーやトリートメントも販売されています。
シャンプー後のケア
タオルドライ
タオルドライは、半乾きになるくらいしっかり水気をとりましょう。
このとき、決してゴシゴシこすってはいけません。
優しく、タオルで髪をはさんで押さえるように。
ここでしっかりタオルドライすることによって、ドライヤーをかける時間を短縮することになり、ダメージを抑えることができます。
アウトバストリートメント
アウトバストリートメントを、タオルドライ後の髪になじませます。
これで髪の乾燥やダメージを抑えることができるので、意外と大事なケアです。
乾燥を抑える目的なら、どんなタイプのアウトバストリートメントでも構いませんので、自分の好みのものを見つけておきましょう。
くせ毛用アウトバストリートメントも販売されています。
ドライヤー
風が髪の内側にも入るように、髪をかき分けたりドライヤーを動かしながら乾かします。
まず髪の根元から乾かしていきましょう。
髪が生乾きだとくせ毛は広がりやすくなります。
おすすめは、イオン機能付きドライヤー
イオン機能が付いているドライヤーはマイナスイオンを放出するようにつくられています。マイナスイオンとは、空気中の物質がマイナスに帯電し微細な水分に付着したもの。
このマイナスイオンが髪に浸透すると、乾燥しがちな髪内部や地肌に潤いを与えて、さらに髪のダメージの原因となる、静電気の発生を抑えると言われています。
髪が乾燥してパサついている人やくせ毛に悩んでいる人、髪がまとまらない人に適しているとされています。
ナノイーとは
また、パナソニックからはナノイー付きドライヤーが出ていますが、「ナノイー」は、マイナスイオンに比べて約1000倍の水分量(体積比)を持ち、弱酸性の特徴を持っています。
マイナスイオンは、放電によって、マイナスの電気を帯びた酸素と空気中の微小な水が結合したものが発生します。これをマイナスイオンと呼んでいます。
マイナスイオンとナノイーイオンの違い
マイナスイオン | ナノイーイオン | |
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pH | 中性 | 髪に近い弱酸性 |
水分量 | 1 | 103 マイナスイオンの1000倍の水分量 |
仕上り | しっとりサラサラな髪に (手触りUP) |
傷んだ髪をしなやかなまとまる髪へ (髪の強度=しなやかさUP) |
参考文献:Panasonic 公式サイト
わたしはパナソニックの ヘアードライヤー ナノケア を使っていますが、本当に普通のドライヤーとは仕上がりが変わります。
ヘアードライヤー ナノケア
「ナノイー」&ダブルミネラルで、摩擦ダメージ、紫外線に強い髪へ。毛先集中ケアモードで、毛先までツヤのあるまとまりのよい髪へ。新・速乾ノズルで、乾燥スピード約15%アップ。
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ドライヤーのかけかた
髪から15cm以上離し、広い範囲にあてる 広い範囲にあててダメージを防ぎ、髪の内側にも風を入れます。 |
一か所を長い間あてるのではなく、動かしながら 一か所にあてすぎると、熱が当たりすぎダメージを与えます。 |
髪をめくりながら、根元から乾かす 根元をしっかり乾かしましょう。根元が湿っていると雑菌が繁殖しやすくなり、炎症が起きたり、かゆみやフケの原因になります。毛穴の状態も悪化することに。 |
ドライヤーの風は上から下に向けて キューティクルを閉じるように乾かすとツヤがでる為、髪の根本から毛先へ向けて風を当てます。 |
最後は冷風をかけて締める 温まった髪はセットが崩れやすく、キューティクルも壊れやすいので、冷風をかけて固定します。 |
ヘアアイロン
強めのくせ毛の場合、ケアで緩和することが難しいためアイロンを使うのも一つの方法です。
縮毛矯正
遺伝による強いくせ毛を改善するには、縮毛矯正が最も現実的で便利です。
髪をストレートにする技術は他にストレートパーマもありますが、縮毛矯正はより強い薬剤を使用し熱を使うことで、髪をさらに真っすぐに伸ばすことができます。
日頃のケアで怠っている項目や取り入れられそうな項目はありましたか?
もしあれば、ぜひケアしてみてください。
すぐに結果が出るものではありませんが、継続してケアすることで本当に見違えるように変化してくれます。
ツヤのある綺麗な髪は、若々しく見せてくれますよね。
頭皮の状態が悪ければ薄毛の原因にもなりますので、日頃の栄養、血行をよくするための運動、ケアが大切。
お互い頑張りましょう!